仕事に集中したい、眠気をなくしたい、などコーヒーに頼ることが多い現代人です。
コーヒーを飲むと元気が出ますよね。
でも、飲みすぎや飲む時間帯によっては、健康に良くない場合があるんです!
今回は、健康的なコーヒーとの付き合い方についてお伝えしいきます。
目次
カフェインの効果
突然ですが上本くん。
コーヒーを1日どのくらい飲んでいますか?
コーヒーですか?
だいたい1日3〜5杯くらいですかね。
5杯は飲み過ぎですね…
実は、コーヒーの飲み過ぎで、不健康になっているかもしれませんよ。
えぇっ!
コーヒーの飲み過ぎが、どうして不健康なんですか!?
コーヒーに含まれる「カフェイン」は、元気を出したり、眠気を覚ましてくれたりしますよね?
それは、単純に「疲れを取って元気にしてくれている」のではなく、「疲れを感じにくくしている」だけなんです。
コーヒーを飲みすぎると、次の日の疲れに気が付かないってことですか?
そうなんです。
気が付かずに、どんどん疲れが溜まってしまい、
「カフェインがないと元気が出ない」=カフェイン中毒になってしまいます。
それは怖いですね…
確かにコーヒーがないと仕事に集中できないかも…
そもそも、なんでカフェインで疲れを感じづらくなるんですか?
それは、カフェインが神経の興奮を抑える物質であるアデノシンの働きを邪魔するからです。
アデノシンは、神経を興奮させるグルタミン酸やドーパミンを減らし、
その結果疲労の回復を促すために、眠くなったり、疲れを感じさせたりします。
カフェインは、そのアデノシンの働きを邪魔して、神経を興奮させるので、
身体を覚醒させる働きを持っています。

なるほど〜。
カフェインで元気になる感じがする理由がわかりました!
うまく付き合えば、集中したい時に集中力をあげたり、眠気を取ったりと、かなり重宝できます。
ですが、カフェインの頼りすぎは、疲れを溜め込み、他の問題につながってしまいますので、注意が必要です。
カフェインを摂りすぎると身体に起きること
カフェインを摂りすぎると、身体にはどんな問題が出るんですか?
カフェインによる問題はいくつかあります。
一番問題として起こりやすいのは、「疲れがとれにくくなる」という問題です。
この問題については、「睡眠の質の低下」によって起こります。
疲れがとれにくくなってしまうんですね…
そうなんです…
カフェインは、体内に吸収されて約8時間作用します。
もちろん個人差はありますが、お昼以降に飲んだコーヒーは、
寝る間際までその効果を発揮していることになます。
なので、深い睡眠の邪魔をする形になります。
そんなに長時間効いているんですね!
睡眠の質を落としてしまう原因はこれだけでなく、自律神経にも関係しています。
自律神経ですか?
カフェインの神経興奮作用により、交感神経が働きます。
本来アデノシンによって神経の興奮が抑えられ、副交感神経が働くところを、
無理矢理カフェインで交感神経を働かせていることになります。
つまり、自律神経のバランスを乱すことになります。
自律神経の乱れってよく聞きますね!
その自律神経の乱れです。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスが重要です。
カフェインの作用で交感神経が優位な状態が長く続くと、副交感神経の活動が低下してしまいます。
睡眠の質を高めるためには、副交感神経の活動が重要です。
なので、過剰なカフェインによって自律神経が乱れ、睡眠の質が低下し、疲れが溜まりやすくなってしまいます。

こうして疲れや眠気が溜まり、コーヒーでまた元気を出し、
さらにまた疲れやすくなるという悪循環が生まれます。
コーヒーの飲み過ぎが良くないことが、なんとなくわかりました。
コーヒーとの付き合い方
コーヒーって具体的に、どのくらいなら飲んでも大丈夫ですか?
良い質問ですね。
コーヒーの1日の目安は、1杯です。
そして、午前中に飲むことをオススメします。
個人差はありますが、コーヒーは8時間ほど作用しますので、
午後に飲んでしまうと、少なからず睡眠に影響します。
1日1杯か…厳しいですね…
もともとコーヒーを大量に飲んでいる方は、カフェインレス(ノンカフェイン)のコーヒーにしたり、
少しずつ飲む量を減らしたりすることがオススメです!
いきなり減らしてしまうと、カフェイン切れでひどい疲労感を感じる方もいます。
徐々に身体を慣らしていきましょう。

それはありがたい!
カフェインレスならいけそうです!
カフェインレスと言っても、カフェインが全く入っていないわけではないですよ!
飲み過ぎには注意してくださいね!
あ、そうなんですね(笑)
危うく飲みすぎるところでした!
ここまでコーヒー(カフェイン)の危険性についてお話ししましたが、
うまく付き合えば仕事や勉強の効率を上げてくれる最強の味方です!
多すぎないようにすることだけ、お気をつけください!
わかりました!
コーヒーの飲み過ぎは、睡眠の質や自律神経に影響を与え、疲労を蓄積させる原因になります。
コーヒーで疲れを隠して働いても、いつか爆発してしまいます。
自分が、コーヒー中毒の可能性があれば、徐々に減らすように努力してください。
コーヒーとうまく付き合って、効果的にカフェインを楽しみましょう!