日本人の4人に1人は貧血と言われていることを、知っていましたか?
立ち上がった時に立ちくらみがするなど、「貧血」に心当たりがある方も多いと思います。
知らない方も多いのですが、貧血だと痩せにくいです。
では、貧血だとなぜ痩せづらくなってしまうのか?
貧血を改善についてのポイントをご紹介します。
目次
貧血は痩せづらい?
ミッツ先生〜。
最近クラクラすることが多く、貧血気味です。
しかも、Instagramで「貧血は痩せにくい」って書いている人がいたんですけど、本当ですか?
貧血、つらいですよね…
女性は生理での出血がありますので、貧血の方も多いんですよね。
貧血になると痩せにくいのは、残念ながら本当です。
やっぱり本当なんですね…
でも、貧血だとなんで痩せづらいんですか?
貧血で痩せづらいというのは、「脂肪の燃焼がしづらくなる」からです。
それは、ミトコンドリアが関係しています。
ミトコンドリア?
高校生の時に、生物の授業で習ったような…
ミトコンドリアは、全身の細胞の中にあって、エネルギーを作り出す働きを持っています。
あ〜!思い出しました!
脂肪は、ミトコンドリアでエネルギーを作る原料になります。
逆に言うと、脂肪をエネルギーに変えて燃焼しているのは、ミトコンドリアです。
脂肪燃焼は、ミトコンドリアで行われているんですね!
貧血で痩せにくい理由は、ミトコンドリアでの脂肪燃焼の際に酸素が必要なんです。
その、酸素を運んでいるヘモグロビンが少なくなってしまうからです。

ミトコンドリアでは、脂肪以外の原料からもエネルギーを作っていて、
そのエネルギーを作り出す機能が低下するので、
エネルギー切れで立ちくらみがしたり、倒れそうになったりしてしまいます。
なるほど!
エネルギーが作り出せないからクラクラするんですね。
ですので、元気が出なかったり、集中力が低下するのも貧血の症状です。
立ちくらみがしなくても、十分貧血の可能性がありますので、女性の方は特に気をつけていただきたいです。
貧血は鉄不足?
では、さっそく鉄のサプリを買って飲んでみます!
いやいや、ちょっと待ってください!
貧血といえば鉄ですが、鉄を摂れば治ると言うわけではありませんよ!
えー!そうなんですか!?
貧血とは、酸素をミトコンドリアに運べない状態です。
酸素を運んでいるのは、赤血球のヘモグロビンです。
ヘモグロビンは、鉄だけで出来ているわけではなく、タンパク質と鉄が合わさって出来たものです。
なので、鉄だけではなく、タンパク質も必要です。
へ〜、タンパク質ですか!
今まで「貧血=鉄不足」のイメージでした!
タンパク質を意識したことはなかったです!
女性でタンパク質不足な方は非常に多いです。
タンパク質は、身体の色々な材料になりますので、意外といっぱい食べないと足りないんですよね…
そうだったんだ…
実際に、どのくらいの量を食べれば良いですか?
目安は一食あたり、自分の手のひらくらいの量を食べるのがオススメです。

一食でですか!?
確かにたりてない気がします…
毎食この量のタンパク質を食べようと思うと、
意識していないと、なかなか摂れない量だと思います。
なんだかお腹いっぱいになりそうですね。
朝昼晩の食事で食べられない場合は、
おやつにゆで卵やサラダチキンを食べたり、
プロテインを飲んだりすると摂りやすいですよ!
最近は女性でもプロテイン飲んでる人多いですよね!
プロテインを飲んでもムキムキにはならないって言いますけど、
女性が飲んでも大丈夫なんですか?
プロテインを飲んだくらいではムキムキにはなりませんし、
むしろ女性の方がタンパク質を食べるのが難しいので、オススメですよ。
人工甘味料などが腸内細菌に与える悪影響は心配ですので、
気になる方は、天然の甘味料を使用しているものなどを購入していただければ、問題ないと思います!
そうなんですね!
それならプロテイン飲んでみようかな!
貧血の改善オススメ食材
次は、貧血改善にオススメの食材をご紹介します。
お願いします!
まず、貧血には、鉄とタンパク質が重要ということでした。
貧血の改善で一番オススメの食材は、レバーです。
レバーが貧血に良いというのはすごく有名ですが、
それは、鉄の量が多い+タンパク質も含まれているという点です。
貧血に必要な栄養がそのまま摂れるので、すごくオススメです。
レバーはよく聞きますね!
レバーだけではなく、赤身の肉や魚などの動物性食品が全般的にオススメです。
これも鉄+タンパク質が摂りやすいという意味です。

野菜とかにも鉄って含まれていますよね?
野菜に含まれている鉄は、食物繊維でバリアされた中に存在しています。
人間の消化能力では、食物繊維を分解することは難しいので、
野菜に鉄が含まれていたとしても、吸収が困難なんです。
実際に身体に入ってくる鉄の量はごくわずかだと思います。
そうだったんだ…
じゃー、赤身のお肉やお魚を中心に食べる方が良さそうですね!
そういうことになりますね!
あくまでバランスが大切です。
でも、貧血の疑いがある人は、レバーや赤身の肉、魚の食べる量を増やしてみると良いと思います!
・クラクラ立ちくらみがする
・集中力がない、元気が出ない
・甘いものが食べたくなる
など、貧血の症状は様々です。
貧血になると、脂肪の燃焼機能が低下して太りやすくなりますので、
貧血症状に心当たりがある場合は、まずは鉄とタンパク質を意識した食事に切り替えてみましょう。
食事で食べることが難しければ、サプリメントやプロテインを頼るのもオススメです。