「脂質(油)」は、カロリーが高く太りやすいイメージですよね?
ですが、もし太らない油があるとしたら?
そして、その油にダイエット効果があったら驚きですよね?
今回は、太らない+ダイエットにも役立つ、「MCTオイル」についてです。
あずささんこんにちは。
今回は、最近話題の「MCTオイル」についてご紹介します。
MCTオイルですか!
CMやInstagramでもよく見かけますね!
油なのに「太らない」って紹介されてますが本当なんですか?
はい、はっきり言って、太りません!
本当なんですね!
でも、オイルっていうくらいだから、油ですよね?
油って1番カロリーが多いイメージなのに、なんで太らないのか疑問です…
確かにそうですよね。
MCTオイルがダイエットに効果的な理由を理解するために、
まずは油(脂質)がどういったものなのか?を知りましょう。
目次
脂肪酸の種類とMCTオイル
油(脂質)といっても、その中に含まれている種類はたくさんあります。
油(脂質)の主な構成成分である「脂肪酸」に注目して説明します。
脂肪酸は、炭素の鎖の長さによって種類が分かれます。
- 長さが長いものを「長鎖脂肪酸」
- 長さが中くらいのものを「中鎖脂肪酸」
- 長さが短いものを「短鎖脂肪酸」
といいます。
一般的にイメージされる「油」は、長鎖脂肪酸です。
長鎖脂肪酸は、細胞膜の材料になったり、体脂肪になったりします。
身体にとって大切な栄養素ですが、ダイエットでは、あまり多くは摂らない方が良いです。
普段食べている食べ物の「油」は、ほとんど長鎖脂肪酸なので、
揚げ物や脂身の多いお肉、ドレッシングやお菓子など、気にしていないと摂り過ぎている可能性が高いです。
同じ油(脂質)でも、長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸は性質が違います。
(今回のメインは中鎖脂肪酸なので、短鎖脂肪酸のお話は割愛させていただきます。)
MCTとは、Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェイン トリグリセリド)という意味で、
日本語では、「中鎖脂肪酸」です。
MCTオイルとは、中鎖脂肪酸のオイルのことで、主にココナッツなどから抽出した中鎖脂肪酸を集めて作られます。
同じ脂肪酸でも、長鎖と中鎖で栄養素の特徴や身体の中での使われ方が違います。
この「違い」が、中鎖脂肪酸が油なのに太らない理由になるのです。

なんだか難しいですが、
私たちが普段食べている油は、ほとんどが長鎖脂肪酸で、
中鎖脂肪酸の油とは根本的に違うってことですね。
油(脂質)にもたくさんの種類がありますので、
その種類によって働きに違いがあるということですね。
MCTオイルが太らない理由
長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸の違いは、体内での利用の違いです。
この違いが中鎖脂肪酸が油なのに太らない理由です。
長鎖脂肪酸の体内での利用は、細胞膜の材料になることが第一優先です。
対して中鎖脂肪酸は、細胞膜の材料になれません。
これは、中鎖脂肪酸が細胞膜の材料になってしまうと、細胞膜が崩れてしまうからです。
身体にとっては、「脂質なのに細胞膜の材料にしたらダメなもの」なので、
中鎖脂肪酸を早くエネルギーとして消費しようとします。
体内に吸収されてから消費までのスピードが早いので、
中鎖脂肪酸は、エネルギー効率が良く脂肪になりにくいといえます。
この違いから、中鎖脂肪酸は、油なのに食べても脂肪になりにくく、太らないというわけです。
そして、MCTオイルには、血糖値を安定する効果もあります。
血糖値とダイエットの関係については、ブログでもご紹介しています!
ダイエットには、血糖値を安定させることがすごく重要です。
MCTオイルには、低血糖の状態を改善する効果や、
インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きを改善する効果があります。
ですので、血糖値のコントロールが苦手な方には、MCTオイルで痩せやすくなる効果があるといえます。

MCTオイルは、エネルギーになりやすいから、
脂肪として身体に残りにくいんですね!
お話は難しいですが、なんとなく分かった気がします!
MCTオイルは、普通の油よりも、
太りにくい&痩せやすくなるので、すごくオススメです!
そうなると、実際どうやって食べるんですか?
では、次はMCTオイルの摂り方についてお話しします。
MCTオイルの摂り方
MCTオイルは、まずは1日15gから始めましょう。
MCTオイルは、不慣れな人が摂取すると、下痢を起こしたり、気持ち悪くなってしまったりします。
慣れればそのような症状もなくなりますので、少しずつ増やしていくと良いと思います。
慣れてきたら1日15g〜45gくらいが目安です。
「MCTオイル」という商品のものは、ドレッシングのような液体のタイプです。
「MCTパウダー」という粉状のタイプのものもありますが、
大切なのはMCTと摂ることですので、どちらでもかまいません。
(量が多くなってくると、MCTパウダーの方が摂りやすい印象です。)
MCTオイルは、サラダにかけるなどの方法で食べてください。
1日15gだと、毎食のサラダに小さじ1杯かけるようなイメージです。
一気に摂らずに、こまめに分けて摂りましょう。
MCTパウダーは、水やお湯に溶かして飲むので、プロテインなどに混ぜるのもオススメです。
※どちらも加熱調理には向いていませんので、火にかけたりしないようにご注意ください。

MCTオイルとMCTパウダーか〜。
どちらにしようか迷っちゃいますね!
僕はどちらも使っていますよ!
迷ったら両方試してみるのがオススメです(笑)