ここは、仕事や家事の合間の安らぎを求めた大人が集う「Taka’s cafe」。
理学療法士でもあるマスターが美味しいコーヒーと身体の健康に役立つ情報を提供する癒しのカフェ!
今日も悩みを抱えたお客さまが来られたようです。
マスターこんにちは♪
おっ!あやなさん
いらっしゃいませ~
いつものお願いします♪
かしこまりました!
いつもありがとうございます♪
この間は、姿勢について色々教えてくれてありがとうございました!
おかげで最近、肩こりとか調子良いいです♪
そうなんですね!
お役に立てて嬉しいです!
でも、また1つ疑問が出ちゃって・・・(笑)
何でしょう?
しっかりお答えさせていただきますよ♪
私、肩こりとか腰痛とか身体の硬い人がなるものだと思ってたんです。
でも、私は、前屈べたっと手がつくし、開脚もできるんですよね~
なのになんで肩こりとか腰痛とか出るんだろうと思って…
それは、結構ありがちな話なんですよ!
では、今日は「関節弛緩性」についてお話させていただきますね!
目次
関節弛緩性とは?
関節弛緩性・・・
難しそうな名前ですね。
でしょ?(笑)
でも、結構周りにもいらっしゃるんですよ!

関節弛緩性は、バレエダンサーや新体操の選手のように、
本来の関節の可動域以上の動きが出てしまう状態の事を言います。
柔らかすぎる事も良くないって事ですか?
動きすぎる事の弊害として、骨や筋肉に対する負担が過剰に生じてしまう事があげられます。

上の図のように、骨や筋肉のような身体を構成する組織は、
様々なストレスを利用して身体を強くしストレスに対する耐性を高める働きがあります。
しかし、過剰なストレスは逆に組織を傷つけてしまうんです。
適度なストレスが必要ってことですね!
そういう事です!
靭帯や関節包という組織は、適切な関節の可動域を保つために働きます。
しかし、関節弛緩性の方は、保つための働きが弱い状態なんです。
関節弛緩性の人は、ケガをしやすいんですか?
そうなんですよ!するどい!
関節弛緩性についての論文でも、
スポーツにおける前十字靭帯や関節への障害リスクが高まると書かれているものもあるんです!

また、上の図のように関節が緩い事で骨や筋肉への負荷が常にかかると、
疲労骨折や筋損傷のリスクが高くなることも考えられます。
関節弛緩性の方が痛くならないようにするためには?
関節が緩いタイプの人は、どうしたらいいんですか?
関節を安定させる身体の機能を高める事が重要です!

上の図にように関節の安定性というのは、3つの要素で成り立っていると言われています。

しかし、関節が緩い方は、靭帯や関節包の制動が効かないんです。
なので、筋力や関節へ負担のかけない為のコントロール力が求められます。
という事は、関節が緩くてもコントロールする力があれば大丈夫ってことですね!
そうです!
でも、バレエダンサーや体操競技の選手など、かなりの柔軟性と激しい運動を求められますよね。
柔軟性と安定性を培う厳しいトレーニングを日頃から行われている努力の成果だと思います!
私、運動があまり得意じゃないんですが大丈夫ですか?
全く問題ありません!
ポイントを理解し簡単なエクササイズから継続していけば大丈夫ですよ!
本当ですか!?
ぜひ、教えてほしいな~
もちろんです♪
では、次は関節弛緩性のチェック方法と
エクササイズのポイントについてお話しますね!