ついつい甘いものに手が伸びてしまう。
食べない方が良いのはわかっているのに、我慢できない。
「あ〜、だから私は痩せれないんだ…」と思っている、そこのあなた!
甘いものを我慢できないのは、あなたが我慢が苦手だからではありません!
今回は、甘いものをついつい食べてしまう本当の原因についてお話しします。
目次
甘いものが好きだからやめれない?
ミツく〜ん。
ダイエットしたいのに、甘いものがやめられません…
甘いものを我慢する良い方法ないですか?
甘いものって食べたくなっちゃいますよね。
我慢できないときは、無理に我慢しなくてもいいんじゃないですかー?
なんでそんなこと言うんですか!
やっぱり我慢できない私が悪いってことですね…
いえいえ、そういうわけではありません!
ちょっと言葉が足りなかったですね。(笑)
「我慢するほど食べたくなっている」ということは、それだけ身体が欲しているということです。
それを我慢しようとするのは、ものすごいストレスだと思いませんか?
それじゃあ、甘いものをいっぱい食べて太れって言うんですか?
いえいえ、そうじゃないですよ!(笑)
食べたい時には、食べたいなりの理由があります!
つまり、食べたい原因があるんです。
もし、太ってしまうくらい大量の甘いものを身体が欲しているなら、
その欲している原因を改善すれば、自然と欲しくなくなるんです。
え、それって…
甘いものが食べたい原因を改善すれば、
我慢する必要がないってことですか!?
そう!まさにそういうことです!
甘いものを食べることは、「味の好み」にされがちですが違うんです!
食べ過ぎるほとんどの原因は、味の好みではありません。
なので、その原因さえ改善してしまえば、大量に甘いものを欲することもなくなります!
そうだったんですね!
今まで、私は我慢が苦手だから食べすぎてしまうんだと思ってました。
皆さんそう思ってしまってるんですよね。
「甘いものを食べたい!」というのは、身体の本能なので、
我慢しようと思っても、なかなか出来るものではありません。
じゃあ、具体的に、甘いものが食べたくなる原因ってなんですか?

甘いものが食べたくなる原因
甘いものが食べたくなるのは、「エネルギー不足」のことが多いです。
「エネルギー不足」ですか??
詳しく解説していきますね!
「甘いもの」は、栄養素でいうと糖質です。
身体が「甘いもの」を欲しているときは、“糖質”を欲しているときです。
そして、糖質の1番の役割は、エネルギー源です。
身体がエネルギー不足になると、糖質を補給するために、甘いものが食べたくなるんです。
なぜ糖質補給にお米ではなく、甘いものが欲しくなるかというと、
甘いものは、血糖値が上昇しやすく、エネルギー不足で下がった血糖値を回復しやすいからです。
身体にとって、エネルギー源を確保することは、何よりも大切なことです。
エネルギーが不足することは、身体にとって危機的状況なので、
エネルギーが不足しそうになった時に、甘いものを食べてエネルギーを補給しようとする本能があります。
この本能を我慢しようと思っても、身体のエネルギーがどんどんなくなっていくことは止められないので、
「甘いものが食べたい!」という欲求はどんどん強くなってしまいます。
甘いもの欲求を抑えるためには、エネルギー不足という根本的な原因を改善する必要があります。

なぜエネルギー不足になるのか?
エネルギー不足で甘いものが食べたくなるのはよくわかりました!
でも、3食ご飯を食べているのに、エネルギー不足になるんですか?
身体の状態によっては、エネルギー不足になると思います。
では、どうしてエネルギー不足になるか?についてお話しします。
お願いします!
エネルギーの不足とは、実際どのようなことでしょうか?
人間は、「ATP(アデノシン三リン酸)」という物質からエネルギーを作り出しています。
エネルギー不足は、このATPが不足している状態のことです。
ATPが作り出せない原因は、いろんなことが考えられます。
多くある問題は、
- 貧血の問題
- 低血糖の問題
があります。
貧血は、赤血球のヘモグロビンが少なくなってしまっている状態のことです。
ヘモグロビンは、細胞の中でATPを作る器官のミトコンドリアに酸素を届ける役割があります。
ミトコンドリアは、酸素を使って大量のATPを作ることができます。
貧血が起こっている時には、ミトコンドリアに酸素が運べず、ミトコンドリアでATP作ることが難しくなってしまいます。
貧血でATPが作れなくなるということは、貧血によってエネルギー不足になり、甘いものが欲しくなるということです。
貧血については、こちらの記事をご覧ください。
続いて、低血糖の問題です。
ATP(アデノシン三リン酸)を作り出す最優先の原料は、糖質です。
ATPを不足させないためには、糖質が枯渇しないようにすることが大切なので、
身体は、「血糖値」を常にモニタリングしています。
血糖値とは、血液の中の糖質の量のことです。
血液の中に一定量の糖質があれば、ATPを作り出せるので、身体は一安心です。
通常、血糖値は常に一定に保たれていますが、
不規則な食生活や生活習慣をしてしまうと、血糖値を一定に保てなくなります。
そうした時に起こってしまうのが、低血糖です。
低血糖の状態になってしまうと、ATPを作り出す材料が少なくなってしまうため、
エネルギー不足に陥ってしまいます。
身体は、血糖値を上げてATPを作り出せるようにしたいので、
すぐに血糖値が上がる甘いものを欲しがるため、急激に甘いものが食べたくなります。
貧血と低血糖、この2つの問題で甘いものがやめられなくなっている人が非常に多いです!

なるほど〜。
甘いものが食べたいのは、味の好みだけじゃなく、
貧血や低血糖の問題が原因だったんですね!
「甘いものが我慢できない」ことを嘆く人が多いですが、
甘いものが欲しくなる原因の方がよっぽど大切です。
身体の状態を知って、ストレスなく食べないようにしましょう!
甘いものが欲しくなるのには、必ず原因があります。
我慢強くなることよりも、そもそもの食べたい原因の対処に目を向けましょう!
我慢はストレスになってしまいますので、頑張りすぎずほどほどがオススメです!