ここは、仕事や家事の合間の安らぎを求めた大人が集う「Taka’s cafe」
理学療法士でもあるマスターが美味しいコーヒーと身体の健康に役立つ情報を提供する癒しのカフェ!
今日もお客様がマスターに身体の悩みを話しているようです。
マスターこんにちは!
高木さんいらっしゃい~
そういえば、こないだの健康診断どうでした?
実は高血圧で引っかかっちゃって…
生活習慣を見直せって言われたんだけどねー
何から始めたらいいか分からないんだよね。
確かに、高血圧予防って何から始めたらいいか分からないですよね~
では、今回は運動と高血圧予防についてお話します!
目次
高血圧について知ろう!
なぜ血圧が高くなるの?
まず血圧とは「動脈内部の圧力」の事を言います。

この圧力は心臓から出される血液の量と血管の抵抗力、いわゆる血管壁の柔軟性によって決められます。
上の血圧(収縮期血圧)は心臓が収縮した時の圧力、下の血圧(拡張期血圧)は心臓が拡張した時の圧力となり、心臓が血液を出そうとすればするほど、血管の壁が硬くなればなるほど、動脈内部の圧力が高まりやすい状態になります。
ちなみに現在、日本高血圧学会が提唱している高血圧の基準は家庭内で測った数値が135/85mmHgとなっております。
あまり血圧を測る機会がない方は、ぜひ一度確認してみましょう!
高血圧を予防する為のポイント
高血圧を予防する為には投薬治療や食事療法などが一般的ですが運動を通じて予防する事も可能と言われています。
どのようなポイントに注意して運動するべきかお伝えします。
筋肉の働きを高める
筋肉の働きを高める事でNO(一酸化窒素)という物質が排出されますが、このNOは血管を拡張し血圧を下げる効果があると言われています。
このNOは加齢によって減少してしまう為、運動習慣がない状態が続くと高血圧になるリスクが高まってしまう恐れがあります。
しかし、年齢に関係なく運動によってNOの排出を促せる為、血圧が気になる方はこの記事をきっかけに運動で筋肉の働きを高めましょう。
簡単にできる運動としては椅子を用いたスクワットです。
下半身の様々な筋肉へ刺激を与えやすく、またNOを産生する動作として膝の運動が効果的と言われています。椅子を使う事で運動に慣れない方でも安心して行っていただけます。

深い呼吸をしてリラックス
血圧の調整で重要な要素となるのが自律神経の働きです。
自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経のバランスによって成り立っています。
交感神経は血管を収縮させる働きがある為、睡眠不足やストレスを抱えやすい状態になると血圧が高くなる傾向になります。
副交感神経は血管を拡張する働きがある為、深い呼吸を行いリラックスした状態を作る事で血圧を抑える効果があると言われています。
深い呼吸を行う為には背骨と肋骨の柔軟性が必要になります。


この2つのエクササイズは背骨と肋骨の動きを促しつつ、ゆっくりと深い呼吸を行う事ができるので、ぜひ試してみてください。
生活習慣を見直す
前述の通り、自律神経の乱れは高血圧の要因となります。
- 夜更かしによる睡眠不足や寝る直前までスマホを見て睡眠の質を下げる
- 食事の際によく噛まず胃や腸に負担をかける
などといった要素も自律神経のバランスを崩す事に繋がります。
- いつもより少し早く寝る
- いつもより少しゆっくりご飯を食べる
- いつもより少し歩く
など、ちょっとずつ生活習慣を見直して高血圧を予防していきましょう!
へえ~、高血圧っていろんな要素があるんだね~!
でも生活に取り入れやすい内容だから、今日から実践してみるね!
年をとっても元気でいる為に大事な要素ですからね!
ぜひ試してみてください♪