今回は、テレビやSNSでよく聞く「サラダを最初に食べると太りにくくなる」についてです。
みなさんも一度は聞いたことがあると思いますが、実際どう思いますか?
身体に体脂肪がつくメカニズムとともに解説していきます。
目次
食べる順番は気をつけた方が良い?
ミッツ先生!
昨日テレビで「サラダを最初に食べると太りにくくなる」
ってやっていました。
同じものを食べても、サラダを最初に食べるだけで太りにくくなるなんて、
そんな話ありませんよね?

いいえ!本当ですよ!
本当なんですか!?
同じものを食べるんですよ?
食べる順番が変わるだけですよ?
食べる量が変わらなくても、太りにくくなりますよ!
カロリー計算から考えると、嘘みたいな話ですよね。
正直嘘だと思ってました…
いつもサラダは最後に食べていましたし、
なんだか損した気分です…
その損を取り返すためにも、
今日からサラダから食べましょう!
でも、なんでサラダを最初に食べると、
サラダを最初に食べない時よりも太りにくくなるのですか?
そこが一番気になるところですよね。
それは、「血糖値」が関係しています。
身体に脂肪がつく仕組み
血糖値って、健康診断とかの血液検査で測るあの血糖値ですか?
はい、その血糖値のことです。
血液検査では、血液を取った瞬間の血糖値を測っています。
血糖値は、その瞬間その瞬間で数値が変動するものなんです。
なので、血液検査の血糖値はあくまで、その時の数値にすぎません。
大切なのは、生活している上で、血糖値をコントロールすることです。
普段の血糖値をコントロールすることが大事なんですね。
食事を食べると、食事に含まれていた糖を腸が吸収することで血糖値が上がります。
血糖値は常に一定に保たれる働きがあり、血糖値が上がると血糖値を下げるホルモンが出ます。
このホルモンによって、糖が細胞に取り込まれます。
しかし、細胞に余る量の糖があると、糖は脂肪になって蓄積されます。

血糖値が上がりすぎると、糖は脂肪になるんですね!
そうなんです。
そして、ご飯を食べるときの注意点は、血糖値を緩やかに上がることがポイントです。
同じ量の糖質を一食で食べるとしても、糖の吸収にかかるスピードで変わります。
吸収するスピードが早いと脂肪になりやすく、ゆっくり吸収できると、脂肪になりにくいのです。
それがサラダとどう関係しているのですか?
サラダには、食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は、食道や腸のなかをゆっくりと進んでいくという特徴があります。
一緒に食べたものにブレーキをかけて、ゆっくり吸収させます。
なので、サラダを最初に食べると、一緒に食べた糖の吸収がゆっくりになり、血糖値が上がりにくいので脂肪になりにくいのです!

なるほど!
サラダのおかげで吸収がゆっくりになるんですね!
血糖値のコントロールはダイエットだけでなく、健康面を考えても重要なことです!
食事はサラダから食べるように気をつけましょう!
わかりました!
サラダの食べる量はどのくらい食べたら良いですか?
一食のサラダの目安は、大体手のひらでカップを作ったくらいの量です。
ただ、お腹がいっぱいになって他のものが食べられなくなる場合は、少し量を減らしても大丈夫です。
手が大きいからいっぱい食べないといけないな…
サラダの中に入れる野菜の種類は、できるだけ葉物野菜がいいです!
キャベツやレタス、ケールや水菜などをメインに、トマトやブロッコリーなどを入れて食べてください。
葉物野菜が良いんですね!
コンビニとかで売っているサラダでも大丈夫ですか?
もちろん大丈夫ですよ!
サラダを選ぶ際に、葉物野菜が多めのものを選んでいただければ良いと思います!
さっそく今日からサラダを最初に食べるようにしてみます!
ミッツ先生今回もありがとうございました!
ちょうどサラダの話をさせていただいたので、
次回はドレッシングについてのお話をしましょうか。
え、それなら今話してくださいよ〜
それは次回のお楽しみということで!
サラダを食事の一番最初に食べると太りにくくなるのは、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるため、食べた糖が脂肪になりにくいということでした。
サラダは葉物野菜を中心に、手のひらでカップを作った一杯分の量を目安に食べてみましょう。
次回はサラダにかけるドレッシングについてお話します。
ノンオイルやアマニ油、ココナッツオイルなど、色々な種類がありますが、その中でも何を使ったほうがいいのか?
お楽しみに!