ここはダイエットの駆け込み寺、ミッツ体操教室。
ミッツ体操教室の生徒である上本さんは、前回「糖質の量」について勉強しました。
今回は、ダイエットに重要な「タンパク質」についての話を聞きに来ました。
目次
タンパク質の食べる量
ミッツ先生こんにちは!今日はタンパク質のお話をしていただけると聞いてきました!
上本くんこんにちは。
前回、糖質の取る量についてお話ししましたが、実践してみていかがですか?
お米をこんなに食べていいんだ!って意外でした!
それはよかったです。
今日の本題のタンパク質についてはしっかり取っていますか?
しっかり取っています!
せっかく運動しても、タンパク質を食べないと筋肉がつかないってテレビで言っていたので、食べるようにしています!
おぉ、さすがですね。
では、具体的に1日どのくらい食べていますか?
朝ごはんは、おにぎり1個とゆで卵1個。
お昼ごはんは、おにぎり1個とサラダと焼き鳥2本です。
夜ごはんは、お米と鶏か豚の肉料理を1品と、あとはサラダ。
大体こんな感じですね。

その食事内容だと、タンパク質はおよそ55gくらいですね。
はっきり言って少ないです!
え!少ないですか!?
でも、もっと食べろと言われると、太る気がして心配です…
カロリーの回でもお話ししましたが、タンパク質が直接脂肪になることはないので、食べても大丈夫です。
でも、唐揚げやチキン南蛮など、脂質も糖質も高いおかずになってしまうと、タンパク質以前に他の栄養が増えて太る原因になってしまいます。
なので、調味料は塩やコショウにして、調理方法は焼くか蒸してもらえれば!

ミッツ先生はダイエットを教えているのに、“食べろ”というから不思議ですね(笑)
よく言われます(笑)
糖質と脂質を取りすぎないようコントロールして、タンパク質はしっかり取ることが重要です。
タンパク質は筋肉のために取るイメージですが、実は、脂肪燃焼にとても重要なホルモンや酵素の材料になったりします。
それに、脂肪を運搬するトラックになったりしていて、不足してしまうと、痩せにくく太りやすい身体になってしまいます。

なるほど〜
糖質をまったく取らなくても痩せにくく太りやすい身体になるし、タンパク質が不足しても痩せにくく太りやすい身体になってしまうんですね。
最近、カロリーを気にしてタンパク質まで食べる量を減らしちゃう女性が多いんですよ。
タンパク質の量を減らしすぎると、脂肪燃焼に必要なホルモンや酵素が作れず、食事や運動を頑張ってもなかなか痩せない…
なんてことがよくあります。
どのくらい食べれば不足しませんか?

タンパク質の1日の量は、およそ体重×1g 〜1.2gです。
上本さんは体重70kgですので、70g〜84gですね。
食事で言うと、ゆで卵や納豆が1個当たり6gのタンパク質が摂れます。
朝昼晩の食事に1個ずつ追加すると、1日で73gのタンパク質が摂れる計算になります!
なので、毎食1品ゆで卵や納豆を追加してみてください!
そ、そんなに食べるんですね!
タンパク質の取りすぎにも注意
身体は体脂肪を燃焼するのに、タンパク質をものすごく必要とするので、しっかり食べると痩せやすくなります!
でも、食べれば食べるほど良いということではありません。
食べる上限があるのですか?
そうです。
この上限とは、ズバリ“便のにおい”です!
便のにおいですか!?
便のにおいがタンパク質とどう関係しているのですか!?
タンパク質は胃で消化され、小腸から吸収されます。
ちゃんと吸収できるタンパク質の量なら、大腸まで到達するタンパク質の量はわずかです。
でも、自分の吸収能力以上のタンパク質を取ってしまうと、吸収できなかったタンパク質が大腸に流れてしまいます。
ふむふむ。
大腸には菌が多く生息しています。
その中の悪玉菌はタンパク質をエサにして、アンモニアや硫黄などの有害物質を作り出しています。
アンモニアや硫黄は刺激臭を放つので、大腸に流れるタンパク質が増えると、悪玉菌が増殖してアンモニアや硫黄が増えます。
その結果、便のにおいが臭くなるんです。

タンパク質の取りすぎは、便の臭さに繋がっているのですね…
タンパク質の吸収能力って人によって違いますよね?
その通りです!
なので、実際タンパク質の食べる量を増やして、便のにおいをチェックしてみてください!
初めは便のにおいが変わらない程度から、徐々に食べる量を増やすことをオススメします。
分かりました!
便のにおいを気にしながら、タンパク質を増やしてみます!
あ、上本くん待って!
まだ話は終わってないですよ!
いつも通り帰ってしまった…
次は運動の話をしようとしていたのに…脂質のお話は次に来たときですね。
ダイエットには、1日タンパク質を体重×1g〜1.2gしっかり食べることが大切です。
しかし、この食事法は、あくまで活動量(運動量)があって初めて痩せる方法です。
しっかり食べて、適度に運動をすることが必須になります。
運動のお話は、また次回の投稿で。