体が固くて床に落ちたものを拾うのも一苦労の上本くん。
今日は、少しでも前屈をペタっと出来るようになれればと、理恵先生に相談に来ました。
あ、聞いてください、理恵先生!
さっき、落ちたハンカチを拾おうとして、膝を曲げずに取ろうとしたら、全然手が床に届かなかったんですよ~!
そうなの?上本くん、ちょっと前屈してみて。
あぁ、ほんとだ、硬いね~笑
僕も理恵先生みたいに、ペタッと前屈できるようになりたい!
そうだよね、前屈って気持ちいいよね。
毎日コツコツストレッチして、こんな風に、ペタっと前屈できるよう挑戦してみよう!

目次
膝を抱えて自分の方へ引き寄せる(30秒ずつ)

まずは、上を向いて寝てね。
片方の膝を抱えこんで、自分の方に引き寄せて~。
お腹と足の肉がつっかえます。
あら…笑
無理のない範囲で頑張って!
息を止めないでゆっくりやってね。
伸ばしてる方の下の膝が曲がらないように、気をつけて。
太ももの裏、お尻周りが伸びているのを感じます!
その調子で、無理しないで、心地いい痛さで、徐々に徐々に伸ばしていこう。
反対の足も同じようにやってね。
うう~ん、痛気持ちいいです!
つま先を手で持ってお尻を徐々に後ろへ下げていく(30秒)

次は、三角座りをして、足の指を手で持ちながら、お尻を後ろにずらしていってね。
この時、足首を90度にするのを意識して、お尻を後ろに、足をゆっくり前に伸ばしていくよ。
イタタタ。。。
無理をしないのが一番!
痛気持ちいいところで、呼吸をしながらゆっくりやってね。
伸ばすのが楽だったら、下まで膝をつけてペタっとついてもいいよ〜
えっ!
ペタッとはまだまだ無理そうです!
この90度っていうのが結構キツイな~。
とにかく無理しないで、自分のペースで伸ばしてね。
タオルを爪先にかけて自分の方へ引き寄せて力を抜く(10秒)

次は、タオルを使ったストレッチだよ~。
今日はこのタオルを使って、「筋弛緩(きんしかん)法」という方法でストレッチをしていくよ!
少しでも前屈が柔らかくなるように、紹介していくね。
筋弛緩法って何ですか?
筋弛緩法っていうのは、筋肉を10秒ほど緊張させてからストンと緩め流ることを繰り返すことで柔軟性を高めていくストレッチ方法だよ。
力を入れるのはみんな得意だと思うけど、抜くっていうのはなかなか難しいよね。
確かに、うまく力を抜くのって難しい。
なのでこのタオルを使って、わざと体に力を入れて緊張させた状態から、それを緩めるって方法で、少しずつ前屈ができるようにしていくんだよ。
筋弛緩法のやり方、教えてください!
よーし、じゃぁまず、タオルを爪先にかけて、背中を後ろ側にひいてね。
グググーっと、タオルを一生懸命、ひいて~
10秒たったら、力を緩めて前に倒れます。
脱力~。
これを何回か続けてね。
タオルがあるから、力を入れたり抜いたりするのがやりやすいですね!
そうそう。
ぎゅーっと後ろに背中を壁につける気持ちで後ろに引っ張って力を入れて~
つま先を自分の方へ引き寄せて~
10秒たったら力を抜いて、前に倒れてね。
ふう〜
脱力した時に、少しづつ前に倒れていくことを感じることができると思うから、それを楽しみながら続けていってね。
このストレッチを毎日コツコツ続けて、前屈が柔らかくなって、ペタッとつけれるように頑張ります!