ミツくん!質問です!
あずささんこんにちは!
ご質問ですか!なんでしょう?
いつもスーパーで冷凍されたカット野菜や水煮野菜を買って料理しているんだけど、あまり良くないって本当?
時短ばかり気にして使っていたけど、栄養が良くないなら見直そうと思って…
残念ながら、生野菜に比べて栄養価は低くなっていると思います。
どちらが良いかは、時間が短縮できたり、安かったり、冷凍野菜や水煮野菜のメリットもあります。
なので、どちらを優先させるか?という価値観によると思いますが!
やっぱりそうなんだね…
冷凍野菜や水煮野菜が良くない理由とオススメの野菜の食べ方があれば教えて欲しい!
かしこまりました!
目次
冷凍野菜や水煮野菜の栄養が乏しい理由
野菜の栄養素が抜ける
ビタミンやミネラルなどの栄養素は、大きく分けて「水に溶けやすい水溶性」と「油に溶けやすい脂溶性」の2種類があります。
野菜に含まれている栄養にはこの水溶性のビタミンやミネラルも多く、野菜を水で洗い流したり、水につけると野菜の中から水溶性のビタミンやミネラルが溶け出してしまいます。
また、野菜には細胞壁という壁があり、その中にビタミンやミネラルなどの栄養素が閉じ込められています。
細胞壁は加熱によって破壊されやすく、細胞壁が破壊されると、野菜の中の栄養が漏れ出します。
水煮などの加工によって加熱されると、煮汁の中にビタミンやミネラルが溶け出してしまい、野菜そのものには栄養素がなくなっています。

栄養がなくなった野菜
冷凍野菜や水煮野菜は、すでにビタミンやミネラルなどの栄養素を煮汁に捨てた野菜がパックづめされています。
例えるなら、1回使った紅茶のティーパックをもう1回使っているようなものです。
しかもこの場合は、1回目の紅茶は排水溝に捨てて、2回目の紅茶からいただくという意味のわからない状態です(笑)。
大切な栄養は煮汁と一緒に捨てて、栄養が抜け落ちた野菜を料理に使って食べていることになるので、冷凍野菜や水煮野菜は栄養価が乏しいのです。
野菜を食べるなら野菜スープがオススメ
生野菜だと吸収しにくい
冷凍野菜や水煮野菜を使うよりも、生野菜から調理をしたほうが格段に栄養価は高くなります。
ですが、生野菜をそのまま食べても、吸収しにくい栄養もあります。
野菜の栄養は細胞壁に守られていて、咀嚼や消化液の消化を受けづらくなっています。
消化されづらいということは、吸収されづらいということです。
栄養素は吸収されないといけませんので、なんとか吸収しやすい状態にする必要がありますが、吸収しやすい状態にするにはスープにすることがオススメです。
野菜は水につけたり、加熱調理することで細胞壁が壊れて中から栄養が抜け落ちていくという特徴がありました。
水煮野菜や冷凍野菜は、煮汁を捨てているから問題でしたが、逆にいえば、煮汁まで飲めば最も効率よく栄養を吸収できるということになります。

野菜スープは抗酸化作用が10〜100倍
ビタミンやミネラルには、老化やガンの原因になる活性酸素を取り除く「抗酸化作用」がありますが、野菜スープにすると生野菜をそのまま食べる時の10倍〜100倍の抗酸化作用が見込めることが分かっています。
同じ食材を使っても、100倍も効果が違うなんてすごいですよね。
スープだけでなく、お鍋やお味噌汁などでも煮汁まで飲んでいただければ同様の効果があると思います。
もちろん生野菜をそのまま食べるメリットもありますが、1日1品野菜入りのスープや味噌汁を飲むようにしましょう!

やっぱり頑張って生野菜から料理しようと思いました!
忙しくてストレスを抱えるようなら、手軽さを選分のも大切ですので、うまく活用しましょう!