疲れがとれないと思うことありませんか?
1つでも当てはまるものがあれば、副腎疲労かもしれません…
・朝起きるのがつらい
・昼食後に眠くなる(夕食後にうたた寝してしまう)
・最近、仕事中にやる気が出ない
・人とコミュニケーションを取ることがめんどくさい
今回は、「副腎疲労」という、とれない疲労の原因になる身体の状態についてのお話です。
疲れにくいからだになるためのヒントをご紹介します!
目次
元気の源「副腎」
ミッツ先生〜。
最近朝起きることがつらくて、寝ても疲れがとれていない感じがします。
疲れをとるために、何かいい方法はありませんか?
上本くんこんにちは。
今回は、「とれない疲れをとる方法」についてですね。
そもそも「疲れ」ってなんだと思いますか?
「疲れ」ですか?
疲労物質みたいなものが溜まってる状態?
みたいなイメージですが…
そんなイメージがありますよね。
「疲れ」とは、脳と身体がこれ以上負荷がかからないように活動を抑えている状態のことです。
身体の修復を促すために、「休んで!」という命令が、疲れとして感じるようなイメージです。

疲れが発生するメカニズムには、色々な原因があります。
しかし、疲れがとれない原因の1つとして「副腎」の影響があります。
副腎?初めて聞く言葉ですね。
副腎とは、腎臓の上にくっついている臓器で、コルチゾールやアドレナリンなどのホルモンを作っている臓器です。
副腎から作られるホルモンは、疲れをとり、身体を元気にするホルモンが多いので「身体の元気の源」です。

そんな大切な役割があるんですね。
アドレナリンは、聞き馴染みがあると思います。
でも、コルチゾールは、初めて聞いた方もいると思います。
「疲れ」は、コルチゾールの働きの方が重要なんです!
副腎からコルチゾールが分泌されないと、疲れがとれなくなってしまいます。
コルチゾール…覚えておきます!
そして、副腎からコルチゾール分泌が減少することを「副腎疲労」と言います。
この副腎疲労の状態になると、朝起きるのがつらくなったり、やる気が出なかったり…と
いわゆる「元気が出ない」状態になってしまいます。
まさに僕ですね…
副腎からコルチゾールが分泌できなくなる理由
副腎がコルチゾールを分泌できなくる原因についてお話ししたいのですが、
このお話は、少し難しい内容なので、
次の「副腎疲労の改善方法」まで飛ばしていただいても大丈夫です!
僕は聞かないといけないですよね…
もちろんです。
コルチゾールが分泌される原理は、
ストレスがかかるなど、身体がコルチゾールの必要とする状況なると、
脳の下垂体からホルモンが分泌されます。
そのホルモンの作用で、副腎はコルチゾールを分泌することができます。

しかし、ストレスがかかりすぎていたり、
血糖値が低下しすぎていたりすると、過剰にコルチゾールを分泌してしまいます。
その状態が長く続くと、下垂体からのホルモンが作られなくなり、
結果副腎でのコルチゾール分泌もできなくなてしまいます。
この状態が副腎疲労です。

副腎疲労は、副腎が疲れていると思わせて、脳(下垂体)が疲れているってことですね!
その通りです!
この下垂体がホルモンを出せなくなった状態は、「HPA軸機能障害」と呼ばれています。
副腎疲労もこのHPA軸機能障害の結果起こるものなのです。
やたら難しい言葉が出てきますね…
覚えなくて大丈夫です。
HPA軸機能障害になり、副腎疲労を引き起こしてしまう原因は、
・ストレスのかかりすぎ
・血糖値のコントロール不良
・慢性的な身体の炎症
・慢性的な夜更かし
この4つの場合が多いです。
うぅ…心当たりがありますね…
4つの原因は全て生活習慣によるものです。
副腎疲労の改善には、生活習慣の改善が必須といえます。
副腎疲労の改善方法
副腎疲労の改善方法ですが、4つの原因それぞれの改善をする必要があります。
全て話すと長くなってしまいますので、
今回は、一番オススメの「血糖値のコントロール」についてお話しします。
糖質とダイエットについてお話しの時に少し出てきましたね!
血糖値が下がらないと痩せにくいんですよね?
その通りです!
でも、副腎疲労になっている方の血糖値の場合は、低くなっている場合が多いです。
血糖値が低くなると、ホルモンの分泌で血糖値を安定しようとします。
なので、血糖値をコントロールするために、ホルモンを無駄遣いしているようなものです。
低くなりすぎても良くないのですね…
この時に使われるホルモンがコルチゾールです。
コルチゾールの無駄遣いで副腎疲労を促してしまいます。
なので、血糖値を低くしすぎないように、食事でコントロールすることがポイントになります。
どうやってコントロールするんですか?
血糖値が下がるのは、血液中の糖が少なくなるからです。
なので、血液中の糖が少なくならないように、こまめに糖を食べることが大切です。
朝昼晩ご飯は普通の食事を取ること。
そして、血糖値が低くなりやすい食間に小さめのおにぎりを食べるのがオススメです!
おにぎりを食べるだけですか!
そうなんです。
おにぎりを食間に食べるだけでも、不思議と疲労感が薄れますよ。
朝8時に朝ごはんを食べたら、10時に1個。
12時に昼ごはんを食べたら、15時に1個。
くらいのペースで食べるようにしましょう。

それは簡単ですね。
ほかに注意点はありませんか?
一食の糖質の量が多すぎると、血糖値が一気に上がります。
血糖値が一気に上がってしまうと、その後一気に下がってしまい、
下がった血糖値を上げるのに、コルチゾールを無駄遣いすることになります。
なので、朝昼晩の食事で食べすぎないことと、甘いものなど、糖の多いものを間食で食べないことが大切です!
あくまで間食はおにぎりですね!
わかりました!
血糖値のコントロールと合わせて、早寝早起きなども
副腎疲労の改善に効果的ですので、
余裕があれば取り入れてくださいね!
副腎疲労の改善の方法は、数多くのポイントがあります。
血糖値のコントロールを実践しても良くならない場合は、
病院でお医者さんにご相談ください。
このブログでも、今後副腎疲労についてお話しさせていただきますので、
参考にしていただければ幸いです。